2019/02/13

ポルトガル リスボン【サン・ジョルジェ城 (Castelo de São Jorge)の眺めと歴史】

サン・ジョルジェ城 (Castelo de São Jorge)に入っていきましょう!
入場料は8.5€とちょっとお高め…(個人的にはかなり高いかなぁ、という感じ)
リスボンの街の歴史には欠かせない場所なので、歴史好き!大航海時代好き!景色はもっと好き!な人はぜひともお勧めな場所。

入場料を払って入った先は公園になっていて、高台には大砲が置いてあります。


めちゃくちゃ景色がきれい!今回は無理でしたが、夕焼けから沈むまでの時間が感動を覚えるほどの絶景なんだそう。

さて、サン・ジョルジェ城 (Castelo de São Jorge)ですが、この歴史は想像以上に古いんです。
いつくらいから、この丘の上のお城のははじまったと思いますか?


”丘の上の最初の要塞化は紀元前2世紀頃であるということだけ知られているが、考古学調査から、少なくとも紀元前6世紀までには、フェニキア人・古代ギリシャ人・カルタゴ人の影響を受け、土着のケルト人とイベリア人が占領していたとわかった。” と、wikiに記載があります。

ということは紀元前2世紀前にはお城が建ってたということなんですよね。


昔から建っていたリスボンの丘の上のお城が、ポルトガルのお城になる話をしていきましょう。



1174年にポルトガル国王として認められたアルフォンソ1世。
もともとポルトより北に城を持ち、南に領土を広げ勢力を拡大してきました。
初代ポルトガル国王の地を訪れた時の話!はこちら
テージョ川に沿った重要都市であるリスボンをどーしても欲しかったアルフォンソ1世は1147年に難攻不落と言われたリスボン城の攻略に取り掛かります。


ちょうどイギリスを出航した十字軍に協力を求めたアルフォンソ1世は、その協力を得て、150日にも及ぶ攻防の末にリスボン城を陥落させました。

リスボン城攻略の絵が手元にあるのですが、高さ20m以上ありそうな塔?に巨大な投石器、その近くには巨大な船が並んでいます。もちろん町の周りは高い塀に囲まれ、鉄壁の守りなのが絵でもわかる感じ。


現代のリスボン城の中にはカフェテリアのようなものもあり、私はハムサンドとお水をいただいてまったりです(*'ω'*)
ふわふわもっちりパンに塩味のハムが合うんだよね!
私はポルトガルのパンが結構好物!で、日本に帰ってからも同じような触感のパンを探したくらい!!


現代は平和だなぁ、と思いきや!
上の写真のクジャクにハムパンを奪われそうになるという事件勃発!!
激しい攻防の末、周りの観光客に笑われるという結果に(;´Д`)

さて、休憩後にプラプラするとお城の中にまたお城。じゃなくて、要塞の中のお城というところ。パンフレットによると ”11世紀のイスラム時代に建てられた。城は、守備隊やアルカソヴァ城(要塞)にすごす官僚たちを避難させる働きを持っていた。ヨーロッパ各地の城と同じように、住居としての機能はなかった。”とあるので、本当に戦うための城!って感じみたい。日本でいうと青森の弘前城になるのかな??


下の写真は「考古学遺跡」という区画で、紀元前7世紀以前からの原始的な区画なんです。この丘に最初に建物が建ってから、初めて城砦が建設されるイスラムの時代、そしてポルトガル、アルフォンソ1世からの時代の建物が建っていました。

前にブログで紹介した1755年のリスボン大地震で、ここに残っていた建物は倒壊して跡だけが残ったんです。
この場所からは多くの財宝や生活用品などなど、考古学的価値のある品が発掘されていて、敷地内の展示館に展示されています。
今回いけなかったので、次回は展示館に行きたいなぁ~!


サン・ジョルジェ城 (Castelo de São Jorge)には他にも16世紀中ごろから王家の文書館として使われた「王宮の塔」、ムーア人の時代からあってポルトガルがこの地を征服した際の伝説の残る「モニスの扉」などなど広い年代に渡っての建物がたくさん残っています。
日本語の無料パンフレットもあるので、行かれる方は是非とも手に取ってみてくださいね!


次回はポルトガル人もびっくり!?なくらい古い、しかもサン・ジョルジェ城 (Castelo de São Jorge)の近くにある遺跡の話です!


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