さて、サン・ジョルジェ城 (Castelo de São Jorge)の近くにある遺跡に寄っていきたいと思います(*'ω'*)
下の画像は、ローマ劇場博物館(Museu de Lisboa Teatro Romano)から拝借。
博物館はおしゃれな建物になります。(17世紀の建物を利用してるそうです)
中にはなんとローマ劇場の遺跡があるんですよ( ゚Д゚)!!
初代ローマ帝国皇帝ガイウス・ユリウス・カエサル・オクタウィアヌスの時代に建てられ、ネロ・クラウディウス・カエサル・ドルスス・ゲルマニクスの時代に再建された劇場なんです。
このローマ劇場、実はリスボンの丘の中に埋もれていてだれも知らなかった劇場だったんです。
「それが1755年のリスボン地震で崩れた斜面から発見されたんです!」とよく言われてるんだけど、ちょっと私が思ってたのと様子が違ったのでご紹介。
1755年に最初の発見がされます。
1798年のリスボン復興事業の際、イタリアの建築家フランシスコ・ザビエル(宣教師とは違う)のメモには
「考古学的な物があったのは聞いてたんだけど、保存されたっていうか廃墟?ひどい廃墟すぎちゃって、そんなのあること忘れて上に建物建てちゃった(*‘∀‘)キャハ」(意訳
だそうです・・(;´Д`)
当時、発見された!といっても発見されただけで、本格的な調査や保存活動はされじ比較的放置気味だったんですね…
それもそのはずで、ポルトガルにそんなに大きなローマ劇場があるほどローマ帝国の影響、住んでる人々がいるとは思われてなかったんです。しかしローマ劇場は4,000人は収容できる半円状の建物でした。(上の画像の劇場のマップに重ねて書かれてる赤いのが現在このミュージアムで保存されているところ。)
前の方の席はもちろん偉い人の席で、舞台では様々なイベントが行われていたようですね。
さて、そんなこんなんで実際には1964年に発掘作業がはじまりました。
意外に最近なんです。
1989~1993年の間にはメインシアターの北側のベンチや、ファサード(建物の正面って意味らしい)のある建物が2棟も発見されました。
こじんまりした博物館ですがリスボンカードがあると無料で入れるので、休憩がてら覗いてみるのがお勧めです!
とにかく、この地区は坂!坂!坂!なので、歩きだと大変なんです…
道も入り組んでいて、迷子になったりもする確率高いしね(;'∀')
上の発掘物のほかに路地の辺りにも19世紀の家や、その頃に起こった火事の跡も発見されています。
現在はかなり復元されているので、歴史の跡を辿ってみるのも面白いかも!?
次回は、休憩からの…
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