2016/04/27(水)ポルトガル旅行9日目。
シントラの王宮に行って、入り口にもう並んでいる人たちが!
朝早くからくるんだなぁ…なんて思っていたら、スッタフの女性に
「あなた団体さんじゃないわね?入っていいわよ。」と。
なんと!
1番乗りで王宮に入れました~~(*'ω'*)ラッキー!
さすがに1番乗りなので人がいません!
さて、ここは晩餐会や舞踏会に使われた白鳥の間。
27羽の白鳥がそれぞれ異なるポーズで描かれていて、中には王冠を首に架けている白鳥もいるんです。
これは1662年、27才でイギリスのチャールズ2世に嫁いだ娘のカタリーナのために、ジョアン4世が幸せを願って描かせたものなんですって。
ちなみに白鳥の数は、嫁ぐ日の娘の年齢。
当時の女性は10代で結婚するのが普通だったので、生涯伴侶を変えないと言われている白鳥に父親としての思いを表してたのかも。
シントラの王宮はイスラム教徒が残した建物を居城し、そこから何度か増改築が行われてたんです。
ムデハル、ゴシック、マヌエルヌネッサンスなど様々な様式がみられる、「ポルトガル王家の夏の離宮」なんです。
並んでいた団体さんはまだ来ないようで、すごい静か。
自分の歩く足音と、鳥の鳴き声しかしなくて、ポルトガルの王家の人たちが生活してた頃の王宮ってこんな感じだったのかなぁ、とお姫様になった妄想タイム。
次の部屋はカササギの間。
貴族の接待に使われた部屋なんですって。
天井には136羽のカササギが描かれています。カササギの口に「POR BEM」と書かれた布を加えているのにはちょっとした逸話があるんです。
ジョアン1世が侍女にキスをしているところを王妃に見つかった時、ジョアン1世は王妃に「POR BEM」=「善意でキスしたのだ」と言い訳した、と言われてることに由来してるんです。
その後、王妃はこのことに関して何も言わなかったそうです。
が!
女官たちの間に噂があっ!という間に広がってしまいます( ゚Д゚)!
そのため、ジョアン1世はおしゃべりの象徴であるカササギを侍女の数である136羽描かせ、その足に王妃の出身であるランカスター家の紋章バラの花を握らせたそうです。
いつの時代も女性は噂好き!なんですね!
王宮には色々見るとこがあるし、描かれているものにも逸話があったりするので、いかれる人は是非調べてから行くのをおすすめします(^◇^)
見るものが何倍も面白くなること間違いなし!だしね。
次回もまだまだシントラの王宮の話が続きます( *´艸`)
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